防災対策隊 第2回研修会
報告恵み野北町内会
4月14日(日)13時から、恵み野北町内会館で防災対策隊員38名が参加し、有明町内会会長三笠寿則氏により『災害に備えて』と題して、自分を守る備えをスライドを用いながらわかり易く講演していただきました。 (三笠氏は、消防職員として40年、定年後は恵庭市基地・防災課に3年勤務。)
講演概要は、以下のとおりです。
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恵庭市で起こりうる自然災害リスクは、8~9月の暴風雨、12~2月の雪害、3~4月の融雪出水、そしていつ起こるわからない地震と火山災害の5つがあります。
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暴風雨では、昭和56年8月4~6日で400ミリを超える雨量の台風12号により52世帯が避難。同月23~24日には雨量176ミリの台風15号により、恵庭市過去最大の被害を受けました。
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地震では、昨年の胆振東部地震。 噴火は近年ないものの、樽前山の活火山の動向、風向きによっては10~25ミリ以上の火山灰の堆積が予想されます。
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石狩低地東縁断層帯は、美唄から安平に至る主部とその西にある千歳市からむかわ町沖合まで続く南部とに分けられます。 胆振東部地震は石狩低地東縁断層帯(余震)で発生したため、地理的に近い恵庭市では注視が必要です。 近くにはガス管が埋設されています。
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備えとして、昨年経験した胆振東部地震での「緊急地震速報」が教訓となります。 地震が来る数秒前の告知で何が出来るか。 身を守る、電気・火の始末や消火、家族の安否確認、避難口の確保、情報確認(地元放送局)等が大切です。
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避難物資は、3日間程度必要な物を両手が自由になる入れ物に準備、すぐ取り出せる場所に保管。 必要なものを厳選、多いと避難行動の負担になる。 緊急時はパニックに陥り冷静さが失われがち。
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公助にも限界があります(平成5年 奥尻島の地震・津波被害)。
その後、テントの架設、車椅子・担架の取り扱いの訓練、発電機の使い方を演習しました。