いつも心に音楽を ~地産地唱歌の取り組み~
報告大友 優
さて、あなたは恵庭の歌をご存知ですか?
恵庭の名のついた市民のための歌というのは、たとえば「恵庭音頭」が挙げられますが、そのほかに曲数は多くありません。市民が身近に歌うような場も、地域で盛んに歌われている機会も、少ないように思われます。
無ければ作ればいい。そうした気持ちで2009年に作ったのが、地産地唱歌「えにわ慕情」でした。
音楽がひとに及ぼす影響は、いくつかあります。心を元気付けたり、癒したり、夢や誇りを持たせたりと、さまざまです。歌は、心の潤滑油なのです。
市民が共有し、気軽に口ずさめる歌、一体感を持てる歌があるとしたら、それだけで市民の財産になるのではないでしょうか。
恵庭市民が作り、育てる恵庭市民の歌、地産地唱歌に対する理解が、みなさんの心のなかへ、しみじみ広がってゆくことを、わたしは願っています。
わたしと同じような気持ちを抱えながら、くすぶっている才能があることを、わたしは信じています。
地元で暮らすイラストレーターや、地元の幼稚園児たちと、読み聞かせ、歌い聞かせ絵本・DVDを作ったこと、それを被災地へ送ったことも、地産地唱歌を産み育てる取り組みのひとつです。
【教育】から考える地産地唱歌(ひと育て)
子どもたちが「ふるさと」を忘れないために、市民による恵庭市民の歌を!
子守唄や音頭、虐待防止啓発ソングなど、恵庭ならではの歌やメロディは、いつか子どもたちの懐かしい思い出になります。
「陽だまりの風景」「愛する我が子の子守唄」など
【経済】から考える地産地唱歌(つながり育て)
農産品、工業製品、商品の魅力を伝える「PRソング」街や観光スポットを紹介する、「わがまち賛歌」を市民の手で!原料は、恵庭市民の熱意とアイデア、市民の発想と声が、地域経済活性化につながるのです。
「恵み野めぐニャン」「ふたりの花ロード」など
【文化】から考える地産地唱歌(まち育て)
市民がつくり、歌い続けることで育っていく歌は、恵庭市固有の文化となるばかりか、未来の恵庭市にとっての無形の歴史的資料となります。
「えにわ慕情」「恵み野園」「えにわ賛歌」「友好の輪を拡げよう」「旅情哀歌」「昭和31年恵庭音頭復刻バージョン」「昭和31年鈴蘭の丘復刻バージョン」など