恵庭市総合防災訓練に併せて防災対策隊第3回研修会を開催しました
報告恵み野北町内会
~暑い中久々の試み、反省も多かった研修~
恵庭市では四年に一度、総合防災訓練が行われます。8月26日(土) 9時に、市内防災無線で一斉に訓練の実施が放送されました。防災対策隊では、それに合わせ二回に分けて第3回研修会を開催しました。
一回目は「北町内会対策本部」の立ち上げです。防災無線と同時に各丁目対策部長が中心となり、①(できる範囲) 毎月行っている見回り活動対象者の安否確認。②見回り地域の被害状況の把握。そして10時から対策隊本部員と各丁目対策部長による対策本部会議を北会館で行いました。隊員、丁目対策部長、対策本部などの役割分担。被害把握範囲、被害のまとめと要請対応など、市のマニュアルから「避難所状況報告書」に基づき手順を検討しました。本部会議終了後、午後からの研修準備と給水体験に分かれて研修は進められました。
二回目は、12時からの避難所運営と避難支援訓練です。避難時の食事体験は初めての試みです。実際の災害では何名避難されてくるかわかりません。そのようなことを考慮し事前の参加申し込みはとらず、集まった人で研修を行うこととしましたが、北会館の収容人数には限りがあり、食事の過不足にも不安がありました。ところが、開催時間になっても参加者は対策隊員のみ。町内の一般会員は、遅れて参加していただいた一家族三名だけでした。その日は近隣でイベントがあったことや、熱中症対策で外出を避けたのが要因ではと勝手に納得。29名の参加者で午後の研修が行われました。
奮起して、新聞紙で食器づくり体験、備蓄食・副食・パンでの食事体験、ダンボールのベッドづくり体験などを行いました。体感してわかることが多くありました。新聞紙の食器では、災害になったらつくる気持ちの余裕はあるのだろうか、底が薄くてこの器では食べられない。ダンボールベッドは組み立てがスムーズで、安らげると好評でした。
防災機材の点検や避難支援訓練は、今までも隊員だけの研修で行っています。今回は一般会員を対象に対策隊員が演示し、町内会の取り組みを理解してもらう目的で企画しました。その時間帯には一般会員の参加者はなし。そこで、しばらく作動確認をしていなかった投光器三台を組み立て、発電機に接続し作動を確認して研修を終えることにしました。機材の点検中、恵庭市総合防災訓練の一環として原田市長が訪れ、訓練の様子を視察されました。
最後に、大野副隊長から鍵の保管についての説明があり、渡邉隊長から暑い中での研修の労をねぎらい、栄養ドリンクが贈られ、研修を終えました。