防災対策隊 第4回研修会
報告恵み野北町内会
~恵み野旭小学校で初めての北・東町内会合同避難訓練を実施~
9月29日(日)、11時30分から東町内会と合同で避難所運営訓練を行いました。これは、今年春に「避難所運営初動ガイド[恵み野旭小学校]」が示されたため、その検証も含めて企画されたものです。東町内会や基地・防災課、旭小学校等と5月から3回ほど打合せを行ってきました。訓練の目的は、(1)北・東町内会の連携、(2)備蓄されている避難物品の目視、(3)避難所での生活空間の確保としました。対策隊員だけではなく、区長さんをはじめ会員皆さんにもご案内しました。その結果北町内会からは63名の参加(内対策隊員29名、子供5名)、東町内会も63名、その他恵み野中学校の生徒3名、基地・防災課等など含め129名が参加。
訓練は、朝9時「震度6強」の地震発生を想定し開始です。各丁目毎の見回り活動対象者の安否確認と、被害状況把握を行い北会館に集合。9時45分対策本部立ち上げ、被害状況の共有、市への状況報告、支援要請、市からの避難所開設指示により初動ガイドに基づき準備をすすめました。旭小学校10時30分に集結のため、それまでの訓練は手順確認が主体です。
旭小学校では11時から避難者受付、多くの方が次々と体育館に集まります。体育館は便宜的に町内会の居住場所を分けています。初めての方も多く、順に患者室、救護室、育児室など教室の内覧が行われました。
11時30分避難所訓練を開始。市が運搬してきたダンボールベットの組み立て、仮設トイレの設置、トイレの使い方の説明を受けました。
その後、ステージ下に備蓄されている避難物質を搬出し目視です。
保管されている室内は天井が低く鉄骨がむき出し、備蓄品には埃が薄くまとわりついています。搬出には、ヘルメットを着用した男性が担当。開封はしませんでしたが、どのように備蓄されているか判りました。保管されていた投光器を組み立て、明るさを確認しました。ダンボールベットでの寝心地やプライベート空間の確認。占めるスペース等を体感し、もとのように箱に収納した後、食事体験を行いました。
各自座る場所を確保し、楽しそうな笑い声もなく、静かな食事時間を過ごしました。
13時からは、訓練を通しての意見交換が北町内会野沢副会長の進行で行われました。質問には、基地・防災課谷口防災マネージャーに対応をお願いしました。
○避難者が互いに判るような工夫が必要では?
○居住スペースを確保すると体育館の収容可能人数は?
○ペット同伴は可能か
○初動ガイドを周知してほしい
○要支援者はどのように受け入れるのか 等の意見がありました。
今回は短い時間で訓練を一巡するため計画的に進めました。このような訓練を通じて、安心して暮らせる地域作りを進めていきたいと思います。