令和5年2月#1研修会

報告恵庭手打ちそばの会

本日の研修会は久々に体験者にお越しいただきました。しかもご夫婦で。そば打ちに興味を持っていただけることはうれしい限りです。できましたらご夫婦でのご入会をお待ちしております。本人の練習意欲と当会の優秀な指導者の手にかかればすぐに上達します。

いつもは自分がそば打ちするだけでしたが、今日は上位者の見学をしている会員さん。実は見て覚えるという作業とても大事なことです。普段気づかない着眼点に気づかされることがあります。見学だけでも是非お越し下さい。

早速そば粉との格闘です。初めてやる方は慣れない作業がほとんどなので肩に力が入りがちです。そば打ち上達は無駄に力を与えないことが重要です。例えば水回しの場合、初心者の方は大きな塊を早く作ろう力を入れがちです。それだと粉の塊の中心部に水が行きわたっていない状況となり、結果茹でた時に短いそばとなります。そうではなく小石状の塊を早く均一に作る方法を模索することが大事です。

この写真の会員さんのような塊状態になったら、最終水加減を確かめて捏ね作業に入ります。

四か所の角だしが終わった状態で四角が小さい場合、無理に麺棒で伸ばすのではなく、巻いて転がした方が早く伸びるし大きくなります。これも先ほどと同じですがそばに無駄な力を与えないことです。つまり麺棒でぐいぐい押し付け伸ばそうとすることで、麺の端っこが裂ける状態になります。ストレスを与えない意味でも巻いて大きくする方が効果的です。(=4隅を1回ずつしかやらないという決めはないのです)

伸ばした際にはぜひ端っこだけでなく全体の厚みをチェックしましょう。特に麺端と真ん中の中間地点は意外と麺棒が当たっていないので厚いことが多いです。(畳んだ時に凸凹になった場合何処が凸になっているかの展開図を思い浮かべれば上級者です。)

こちらも体験にお見えになった方ですが、講師の指導で順調なそば打ちとなっております。素晴らしい。

切り作業は慣れれば簡単ですが、料理包丁と比べて結構重たい(約700g~1Kg)となっております。この作業も力はいりません。なぜなら柔らかいもの(麺)を切るのに重たいもの(包丁)の力で自然と切れるからです。力が入っている作業は無駄な作業に繋がるので、どうしたら力を入れないで効率の良い作業ができるのか考えながらそば打ちをしましょう。