恵庭第2学童クラブにおける学校防災教育
報告清水 為一
2、「地震の話(緊急地震速報)」 緊急地震速報とは、地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析 して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要な動きの到達時刻を予測し、可能な限り素早く知らせる情報です。この情報が発表されると、テレビなどで特徴ある"チャイム"を鳴らして一般にお知らせしますが、このチャイムと他の音を聞き分けるクイズや地震発生時に身を守る行動をとる練習も行い大いに盛り上がりました。
説明を聞いた後の質問コーナーでは、"竜巻はどうして起きるのか?""竜巻に目が無いのはなぜか?""地震はどうして起きるのか?"など、大人顔負けの鋭い質問が出て、説明する側も、"ちょっとびっくり"といったところでした。
質問コーナーの後は、「気象の実験(竜巻の発生、ペットボトルで雲を作ろう)」を行いました。段ボール箱に透明なフイルムを貼り、中に入れたドライアイスにお湯を注ぐと煙が出ます。箱の上のファンを廻すと、あーら不思議!煙が竜巻のような渦巻きとなって上に昇っていきました。
次に、ペットボトルに僅かなアルコールを入れ、ポンプの口先で密閉します。そこにポンプで空気を入れ圧縮すると突然"ポン"という音がして口が外れ、ボトルの中は真っ白い煙でいっぱい!つまり雲が出来たわけです。
学習の最後には、札幌管区気象台特製の"お天気防災カルタ"を取り合い、約2時間の 学習を終えました。
学童達並びに指導員の方々は、初めての機会に大変熱心に取り組んで下さいました。 自然災害は、事前に予測可能な場合もありますが、地震のように予測出来ない現象も 多くあります。特に、恵庭市の東側には「石狩低地東縁断層帯」があって、いつ活動を 始めてもおかしくない状況にあります。これを機会に、大いに自然災害について理解を 深めて頂ければと思います。