自由学習空間「ひとのわ」そば打ち教室

報告恵庭手打ちそばの会

2023/12/11 えにあす キッチンスタジオ 10:00~13:00

11人の生徒さんたちが初めてのそば打ちに挑戦です。水をなじませる作業「水まわし」は、とても重要な作業で、難易度が高い工程です。皆さん交代しながら、手の動かし方に悩んでいました。でも中には、初めてとは思えないほど上手な人もいて、講師の先生も驚いていました。

水を足していくと、だんだんと色が変わり、そばの香りがたちこめてきます。手触りもしっとしとしてきて、かたまりがだんだん大きくなっていきます。そば打ちをした人にしかわからない驚きが、ここにはあります。

しっとりとまとまった粉を、まとめて練る作業です。体重をかけてしっかりと練りこみます。とても力のいる作業で、皆さん四苦八苦していました。

表面についた水分を、そば粉1粒1粒に浸透させます。表面がツルっとして、つやが出てくるまで根気強く練っていきます。

生地を手で丸く伸ばしていきます。生地を回しながら、全体を平らにします。丸い形が崩れないように、慎重に作業しました。

麺棒を使って伸ばしていきます。手の下で綿棒を滑らせるのは大人でも難しいのですが、今回は上手な人が多くて驚きました。これができるかできないかで、そば打ちが上達するかどうかが分かれます。

大きく伸ばした生地を畳んで、切る作業の準備です。生地の大きさを見ると、そばの生地がどれほど薄いかわかります。「打ち粉」をたっぷりとつけて、そば同士がくっつかないようにします。切った断面は湿っているので、この工程は大切です。

いよいよ最後の工程「切り」です。大きな包丁をもって、恐る恐る切っていました。包丁を左に倒して、上に乗っている「駒板」をずらしながら、麺の幅をコントロールして一本ずつ切っていきます。

包丁が長いので、扱いが大変です。ある程度手が大きくないと包丁をしっかり握れないので、低学年の人たちにはちょっと難しかったかもしれません。

頑張って切った結果、おいしそうなそばになりました。太さに少しばらつきはありますが、太ければ太いなりに、食べ応えがあります。ゆでるときに、しっかり芯まで火が通るように、太さに合わせてゆでる時間を調整しなければなりません。

ちょうど12時ころに終わって、試食タイムでした。何回もお代わりする人もいて、そばをを十分に味わえたと思います。また来年も、機会があったら一緒にやりましょう。 楽しい一日を、ありがとうございました。 恵庭手打ちそばの会(村里)