防災対策隊 第5回研修会

報告恵み野北町内会

 12月1日(日)13時15分から、基地・防災課谷口地域防災マネージャーを迎え、26名の隊員が参加して開催されました。始めに、9月に旭小学校で東町内会と合同で行った避難所運営訓練の反省と課題について話し合われました。9月の訓練では、東町内会と合同で行うこと、保管されている避難物資の確認、居住スペースの確保が目的でした。

 合同訓練時の質問事項では、○避難者が互いに判る工夫、○体育館の収容可能人数、○プールの水の活用、○ペット同伴、○お風呂や薬剤の手配、○初動ガイドの配布等がありましたが、それを解説しながら進められました。避難所でのプライバシー(生活・就寝)、トイレ場所・器材、水(生活・飲料)の確保など、自由に使え、利用出来る日常から遮断された場合の生活を改めて考えさせられました。

 続いて、災害による避難所開設の違いについて説明がありました。大雨の場合は、「いつ頃どのような行動が必要か」を考えて対応する。浸水が発生する3時間前に、大雨特別警報等が発表される。同時に避難所が開設され、高齢者等避難発令、避難指示発令が続き、災害対策本部による組織的な災害対応が行われる。ハザードマップによると、北町内会は100年に一度の大雨でも床下浸水でとどまると予想されています。

 一方、地震の場合は、「いつ頃どのような行動が可能か」を考える。地震が起きた場合、自助・共助による安否確認が行われ、自主的な救助活動が主体となり、2時間後程度に自衛隊等による組織的な救助活動が本格化する。災害対策本部も職員が非常招集され、本部員会議は約1時間後、その後被害状況確認、救助活動が行われ、2時間後頃から避難所運営、物資運搬が始まる。北町内会区域の住宅は、(新)耐震基準を満たしているのが多く、建物の倒壊や損傷の被害は少ないと予想されています。

 高齢化が進む中、ハザードマップや建物の耐震基準から「自宅避難」を考えさせられる研修会でした。