防災対策隊 第3回研修会 "研修バスツアー"
報告恵み野北町内会
8月24日、『防災に備えて市内関係組織の支援活動を学ぶ』と題し、防災研修バスツア-が行われました。仕事などの用務のため欠席が多く21名の参加となりました。
【陸上自衛隊島松駐屯地】
物々しい正面ゲートでバスの運転手に許可書が手渡され、道路のバリケードが除かれて敷地内へ。待機していた中村広報班長が史料館に案内してくれました。
史料館では、北海道補給処総務部長から、①陸上自衛隊の組織(任務)・編成、②島松駐屯地の沿革、③北海道補給処の編成と業務などについて説明がありました。戦後80年の一方で、国際情勢の話題も多い昨今、自衛隊任務の重要性が理解されました。
続いて中村広報班長から、史料館内の掲示資料や展示品を巡回しながら駐屯地の成り立ち、装備の移り変わり、活動報告の説明がありました。その一角に海外や国内の災害派遣の資料が掲示されており、国内では平成5年の北海道南西沖地震から令和元年台風15号で千葉県に出向いた入浴支援までの活動が紹介されていました。
その後、補給物品の保管施設32号倉庫を視察し、北部方面後方支援隊本部としての活動の一端を知ることができました。
【恵庭消防本部】
川瀬消防士長が窓口になって対応してくれました。熱中症対策にと、車庫の車を外に出し座る場所を準備して、消防署の概要や救急活動などの説明がありました。その後、担当者から救急車、水槽を積載した消防車、救助工作車、伸ばすと35mになるというはしご車について、特徴や取扱について紹介されました。説明の中で、救急車の要請件数が年々増加し約半数が緊急性のない案件なので、必要な方に配車できないことも考えられるというお話がありました。
次に指令室を見学しました。9月から札幌市消防局内に札幌圏の消防指令センターが設置され共同運用が始まります。恵庭市も9月中旬以降切り替えが予定されています。そのため、圏内には同じ地名があるので、「必ず市町村名からお伝えください」と説明がありました。
初期消火訓練では、最後〆の訓練者が高田さんのお孫さんお二人。消防署員の補助もあり、二人で重た全国大会に出場する江嶋さんを囲んでい消火器をしっかりもって消火を終えると周りから拍手があがりました。
最後に、7月に開催された全道消防救助技術訓練指導会のロープブリッジ渡過部門で、道央ブロック1位に選ばれた江嶋消防士の演技が披露されました。
研修中、突如救急車の要請が敷地内のスピーカーで知らされ出動する場面もありました。
【研修を終えて】
自衛隊と消防署を見学して、日々緊張感のなかで用務を果たしているからこそ、私たちの日常が維持されていることが実感され、地域の関係組織の力強さを知る研修となりました。
自衛隊や消防署の皆さんには日曜日にもかかわらず、丁寧に視察対応していただきました。